安否確認SNSマスター

災害発生!主要SNSと災害伝言板で安否確認を行う「具体的な手順」と「最速活用術」

Tags: 安否確認, 災害, SNS, Web171, 防災

災害発生!主要SNSと災害伝言板で安否確認を行う「具体的な手順」と「最速活用術」

大規模な災害が発生した際、家族や友人の安否確認は最優先事項となります。しかし、いざという時に「どのツールを使えばいいのか」「どう操作すればいいのか」と戸惑う方も少なくありません。

この記事では、「安否確認SNSマスター」として、主要なSNS(X, LINE, Facebook, Instagram)および災害用伝言板(Web171)を利用した安否確認の具体的な手順と、効率的な活用術を詳しく解説します。この記事を読むことで、災害時に迅速かつ正確な安否確認を行うための実践的な知識を習得し、いざという時に迷わず行動できる準備を整えることができます。

1. X(旧Twitter)での安否確認と情報発信

Xは、リアルタイム性の高さから災害時の情報収集・発信ツールとして非常に有効です。

1.1. 安否情報の確認手順

  1. 検索機能の利用: Xアプリを開き、画面下部の虫眼鏡アイコン(検索)をタップします。
  2. キーワードの入力: 検索窓に「地名+安否」「地名+状況」といったキーワード、または公式機関が発信する災害関連のハッシュタグ(例:#災害伝言板#〇〇地震)を入力し、情報を検索します。
  3. 信頼性の確認: 情報の信憑性を判断するため、発信元が公的機関(自治体、警察、消防、報道機関など)や信頼できる報道アカウントであるかを確認しましょう。

1.2. 安否情報の投稿手順

  1. 新規投稿の作成: Xアプリを開き、画面右下の「+」アイコンまたは羽根アイコンをタップして新規投稿を作成します。
  2. 状況の簡潔な記述: 「私は無事です」「〇〇にいます」など、現在の状況を簡潔に記述します。
  3. 位置情報・写真の添付(任意): 必要に応じて、位置情報(アプリ設定で許可が必要)や、周囲の状況がわかる写真を添付します。
  4. ハッシュタグの付与: 関連するハッシュタグ(例:#安否確認#〇〇市#無事です)を複数つけることで、より多くの人に情報が届きやすくなります。

2. LINEでの安否確認メッセージの活用

LINEは、日本で最も普及しているメッセージアプリの一つであり、災害時にも安否確認の主要ツールとなります。

2.1. 安否確認メッセージの送信・確認手順

LINEは、大規模災害時に「LINE安否確認」機能を展開することがあります。これは、LINEアプリを通じて友人に自身の安否状況を共有できる機能です。 1. 公式アカウントからの通知: 災害発生時、LINE公式アカウント(例: LINE NEWS、LINEスマート通知など)から安否確認機能の利用を促すメッセージが届く場合があります。 2. 安否情報の登録: メッセージ内のリンクや、LINEアプリのホーム画面などに表示される「LINE安否確認」のバナーをタップします。 3. 状況の選択・記述: 「無事です」「自宅にいます」「手助けが必要です」などの定型文から自身の状況を選択し、必要に応じてコメントを追加して投稿します。 4. 友人の安否確認: 登録された友人の安否状況も一覧で確認できる場合があります。

2.2. グループチャットとLINE通話の活用

3. Facebookの災害時情報センターの利用

Facebookの「災害時情報センター」は、災害時に自身の安否を友人や家族に知らせ、また知人の安否を確認するための専用ツールです。

3.1. 安否情報の登録手順

  1. 災害時情報センターへのアクセス: 大規模災害が発生すると、Facebookのニュースフィード上部や通知、またはFacebookアプリ内のメニューから「災害時情報センター」への案内が表示されます。
  2. 安否状況の選択: ページにアクセス後、「私は無事です」または「影響を受けている」のいずれかを選択します。
  3. 詳細情報の追加(任意): 「無事です」を選択した場合でも、現在の場所や状況について簡単なコメントを追加できます。
  4. 投稿のシェア: 選択した安否状況は、友人や家族にシェアされます。

3.2. 友人の安否確認手順

  1. 災害時情報センターで確認: 同様に「災害時情報センター」にアクセスし、友人・知人のリストから安否状況を確認します。
  2. 安否確認リクエスト: もし友人の安否が確認できない場合、「安否確認リクエスト」を送信して情報提供を求めることができます。

4. Instagramでの情報発信・確認

Instagramは視覚的な情報共有に優れており、写真や動画を通じて現地の状況を伝えるのに役立ちます。

4.1. 状況の報告と安否確認

5. NTT災害用伝言板(Web171)の利用

災害用伝言板(Web171)は、NTTが提供する音声およびインターネットを活用した安否確認サービスで、電話回線が輻輳(ふくそう)した場合でも利用できます。

5.1. 伝言の登録手順

  1. Web171へのアクセス: インターネットに接続できる環境から、NTTの災害用伝言板Web171(https://www.web171.jp/)にアクセスします。
  2. 電話番号の入力: 自身の安否を伝えたい相手が知っている、自分の電話番号(自宅、携帯、公衆電話など)を入力します。
  3. 伝言の入力: 自身の安否状況や居場所、連絡先などをテキストで簡潔に入力します(最大100文字)。
  4. 登録の完了: 入力内容を確認し、「登録」ボタンをタップ(クリック)して伝言を登録します。

5.2. 伝言の確認手順

  1. Web171へのアクセス: 同様にWeb171にアクセスします。
  2. 電話番号の入力: 安否を確認したい相手の電話番号を入力します。
  3. 伝言の確認: 登録されている伝言があれば、その内容が表示されます。

6. 補足情報・活用術:災害時に役立つヒント

6.1. 複数のツールを併用する

特定のSNSや回線が機能しなくなる可能性も考慮し、X、LINE、Facebook、Web171など複数のツールを組み合わせて利用することが重要です。

6.2. バッテリー節約術

6.3. 公衆Wi-Fi(災害時統一SSID「00000JAPAN」)の利用

大規模災害時には、通信事業者や自治体が無料の公衆Wi-Fiを開放することがあります。統一SSID「00000JAPAN」が提供された場合、パスワードなしで利用可能です。ただし、セキュリティ面での注意が必要なため、個人情報の送受信は避けるようにしましょう。

6.4. デマ情報に注意する

災害時には不確かな情報やデマが拡散されやすい傾向にあります。情報の信憑性を必ず確認し、安易な拡散は避けましょう。公的機関や信頼できる報道機関が発信する情報を最優先してください。

まとめ:今日から始める災害への備え

災害発生時の安否確認は、迅速な行動が求められます。主要なSNSや災害用伝言板の利用方法は、一度覚えることでいざという時の大きな助けとなります。

今回解説した具体的な手順を参考に、普段から以下の点に意識して行動することをお勧めします。

この記事が、あなたの災害への備えの一助となり、いざという時に大切な人との繋がりを守るための実践的なガイドとなることを願っています。